[ファイル] -> [設定] 画面で設定した内容は、それ以後に新規で作成したモデルに対して適用され、既存のモデルには反映されません。
既存モデル上のすべてのブロック・ライン・注釈のフォントを変更したい場合は、下記の方法で行って下さい。
1. デフォルトフォントサイズを変更
フォントのサイズは、モデルのデフォルトフォントサイズプロパティを変更することで一括変更が可能です。ただし、一度でもフォント設定の変更を行ってしまうと、モデル内にその情報が埋め込まれるため、デフォルトフォントサイズを変更しても、その結果がモデルに反映されません。このような場合は、下記の 2 の方法をご利用ください
% ブロックのデフォルトフォントサイズを変更
set_param(gcs,'DefaultBlockFontSize',14)
% ラインのデフォルトフォントサイズを変更
set_param(gcs,'DefaultLineFontSize',14)
% 注釈のデフォルトフォントサイズを変更
set_param(gcs,'DefaultAnnotationFontSize',14)
※R14SP3をご利用の場合、上記設定によってもブロックのフォントが変更されないブロック（From Workspace, Digital Clock, Merge, Data Type Conversion, etc.）があります。その場合は、下記の 2 の方法にて個別に変更する方法をご利用下さい。
2. フォントサイズ・フォント名・フォント角度・フォント太さを個別に変更
フォントサイズ以外のプロパティ(フォント名・フォント角度・フォント太さ)には、上記のデフォルトフォントサイズに対応したプロパティがないため、1つ1つ変更します。
これをコマンドで記述したものを下記に示します。カレントモデル内の全てのブロック・ライン・注釈をfind_systemコマンドにより検出し、ループ処理により変更しています。ブロックの場合のみ、find_systemコマンドの出力引数がセル配列となるのでご注意ください。
%ブロックの場合
blks = find_system(gcs,'LookUnderMasks','on','Type','block');
for k = 1:length(blks)
set_param(blks{k},'FontName','arial') % フォントをarialに変更
set_param(blks{k},'FontAngle','italic') % 角度をイタリックに変更
set_param(blks{k},'FontWeight','bold') % 太さをボールドに変更
set_param(blks{k},'FontSize',18) % サイズを18に変更
end
%ラインの場合
lins = find_system(gcs,'FindAll','on','LookUnderMasks','on','type','line');
for k = 1:length(lins)
set_param(lins(k),'FontName','arial') % フォントをarialに変更
set_param(lins(k),'FontAngle','italic') % 角度をイタリックに変更
set_param(lins(k),'FontWeight','bold') % 太さをボールドに変更
set_param(lins(k),'FontSize',18) % サイズを18に変更
end
%注釈の場合
annos = find_system(gcs,'FindAll','on','LookUnderMasks','on','type','annotation');
for k = 1:length(annos)
set_param(annos(k),'FontName','arial') % フォントをarialに変更
set_param(annos(k),'FontAngle','italic') % 角度をイタリックに変更
set_param(annos(k),'FontWeight','bold') % 太さをボールドに変更
set_param(annos(k),'FontSize',18) % サイズを18に変更
end
